FTPパラメータの設定方法
はじめに
FTP機能を使用して、サードパーティのNMSにアクセスします。SmartLoggerは、FTP経由で管理対象PV発電所システムの構成情報と運転データを報告することができます。サードパーティのNMSは、構成された後にHuaweiの設備にアクセスできます。
FTPは、セキュリティ認証メカニズムがない汎用標準プロトコルです。FTPによって送信されるデータは暗号化されません。ネットワークのセキュリティ上のリスクを軽減するために、接続されているサードパーティのFTPサーバのIPアドレスは、デフォルトでは空白のままです。このプロトコルは、PV発電所の運転データと制御コマンドを送信可能であるため、ユーザーデータの漏洩が発生する可能性があります。このため、このプロトコルの使用は慎重に行ってください。ユーザーは、FTPプロトコル(セキュアでないプロトコル)を有効化することによって生じたあらゆる損害に対して、責任を負います。ユーザーにおいては、セキュリティ上のリスクを軽減するためにPV発電所レベルで対策を講じるか、Huawei管理システムを使用してリスクを軽減することが推奨されます。
手順
- FTPパラメータを設定して、[送信]をクリックします。
パラメータ
説明
FTPサーバ このパラメータをFTPサーバのドメイン名またはIPアドレスに設定します。
ユーザー名 このパラメータをFTPサーバにログインするためのユーザー名に設定します。
パスワード このパラメータをFTPサーバにログインするためのパスワードに設定します。
リモートディレクトリ このパラメータを設定した後、同じ名前のサブディレクトリが、(FTPサーバによって指定された)デフォルトのデータアップロードディレクトリに作成されます。
データをエクスポート データをレポートできるかどうかを指定します。
ファイルフォーマット [フォーマット1]、[フォーマット2]、[フォーマット3]、および[フォーマット4]がサポートされます。
NOTE:[フォーマット2]には、[フォーマット1]に加えて次の2つの情報ポイントがあります。日報(当日の発電量)と発電量の履歴(合計の発電量)。[フォーマット3]には、[フォーマット1]および[フォーマット2]に加えて次の情報ポイントがあります。電力量計、PIDモジュール、ユーザー定義の設備、およびSmartLoggerのデータ。[フォーマット4]には、[フォーマット3]に加えて次の情報ポイントがあります。有効電力および無効電力の電力量計。
ファイル名 このパラメータをファイル名の形式に設定します。
時刻形式 このパラメータを時刻形式に設定します。
エクスポートモード 値は[循環]または[一定時間]になります。
- [循環]:定期的にデータをレポートします。[エクスポート間隔]はデータをレポートする期間を指定します。[ファイルモード]はすべてのデータを毎回レポートするか、1日の増分データのみを毎回レポートするかを指定します。
- [一定時間]:指定された時間にデータをレポートします。[一定時間]はデータをレポートする時間を指定します。
[レポートテスト開始]をクリックしてSmartLoggerがデータをFTPサーバにレポートできるかどうかを確認できます。
トラブルシューティング
エラーコードが次の表にない場合は、SmartLoggerの運転ログを用意して、Huaweiテクニカルサポートにお問い合わせください。
エラーコード |
推奨されるトラブルシューティング |
エラーコード |
推奨されるトラブルシューティング |
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0x1002 |
FTPサーバアドレスを構成します。 |
0x1003 |
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0x1004 |
FTPアカウントのユーザー名を構成します。 |
0x1005 |
FTPアカウントのユーザー名を構成します。 |
0x3001 |
|
0x3002 |
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0x3007 |
サードパーティのFTPサーバがクライアントによるデータのアップロードを許可しているかを確認します。 |
0x3008 |
SmartLoggerのデータアップロードディレクトリがサードパーティのFTPサーバ上に存在していることを確認します。 |
その他のコード |
SmartLoggerの運転ログを用意して、Huaweiテクニカルサポートにお問い合わせください。 |
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