IEC103デバイスのパラメータを設定する
説明
IEC103デバイスは次の2つのデータ送信モードをサポートします。
- 透過的な送信モード:SmartLoggerは、管理システムに接続すると、IEC103デバイスの情報を管理システムに透過的に送信します。SmartLoggerはIEC103デバイスのデータを解析しません。
- 解析モード:IEC103デバイスはSmartLoggerに接続され、 SmartLoggerはIEC103デバイスデータを解析します。
透過的な送信モード
- IEC103パラメータを設定して、[送信]をクリックします。図 6-54 IEC103パラメータを設定する
パラメータ
説明
IEC103ポート番号 このパラメータを、設備に接続されたCOMポートに基づいて設定します。
IEC103アドレス このパラメータをIEC103デバイスのアドレスに設定します。
IEC103 IP このパラメータを管理システムのIPアドレスに設定します。
- [データ転送]が[有効]に設定されていることを確認します。 を選択し、
- [データ転送]を[有効]に設定すると、 SmartLoggerは、設備データを解析することなく、接続されていない設備に関する情報を管理システムに透過的に送信します。
- [データ転送]を[無効]に設定すると、 SmartLoggerは、接続されていない設備に関する情報を管理システムに送信しません。
解析モード
SmartLoggerは、リレー保護や、変圧器サブステーションのような監視設備などのIEC103をサポートするサードパーティの設備に接続することができます。プロトコル情報ポイントはベンダーによって異なります。このため、カスタム設備に正常に接続するには、Huaweiからプロトコル情報ファイルを[.cfg]形式で取得し、そのファイルをSmartLoggerにインポートする必要があります。
サポートされる設備タイプは、IEC103デバイス1からIEC103デバイス5です。対応する構成ファイル名は、[iec103_equip_custom_1.cfg]から[iec103_equip_custom_5.cfg]になります。同じ種類の複数の設備を接続できます。
- プロトコル情報ポイントファイルを[.cfg]形式で構成して、そのファイルをSmartLoggerにインポートします。図 6-55 構成をインポートする
- アクセスパラメータを設定して、[設備追加]をクリックします。図 6-56 アクセスパラメータを設定する
パラメータ
説明
設備タイプ 値は[IEC103デバイス1]から[IEC103デバイス5]になります。
構成ファイルに基づいて値を選択します。たとえば、[iec103_equip_custom_1.cfg]をインポートする必要がある場合は、[IEC103デバイス1]を選択します。
ポート番号 このパラメータを、IEC103デバイスに接続されたCOMポートに設定します。
アドレス このパラメータをIEC103デバイスの通信アドレスに設定します。
- 設備の監視パラメータを設定して、[送信]をクリックします。図 6-57 設備の監視
タブ
機能
説明
運転情報 IEC103デバイスの運転情報を表示します。
N/A
遠隔監視 スイッチの状態などの、設備の状態を表示します。
N/A
遠隔計測 電圧などの、設備のリアルタイムのアナログデータを表示します。
N/A
遠隔制御 スイッチのオンとオフを切り替えるパラメータなどの、状態制御パラメータを設定します。
必要に応じてタブページ上でパラメータを設定します。
遠隔調整 電圧保護のパラメータなどの、アナログパラメータを設定します。
必要に応じてタブページ上でパラメータを設定します。